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2022.01.20
- コラム
介護業界で働く人の悩み
人と人との関わり合いが深い介護の仕事。ハードな面もあるため、仕事で悩みを抱える人が多いと言われます。
そこでどのような悩みがあるのかまとめてみました。また、そのような悩みに対しての対処法をご紹介します。
①体力的な悩み
介護業界では、利用者様を抱えたり、中腰になったりする場面が多いです。そのため腰痛や関節痛といった体力面での悩みがあります。
それに加えて夜勤や、長時間労働で肉体的にハードという悩みも生じます。
体力的な悩みには体力を付ける方法もありますが、それだけではなかなか改善されないと思います。
その場合は夜勤を担当しなくても済むような職場に転職したり、短時間労働や土日休み等の働き方に変えるなどの方法で対処しましょう。
②待遇面での悩み
介護職は「きついのに待遇が良くない」という声をよく耳にします。たしかに介護福祉施設の介護士の給与は、決して高給とは言えません。
しかし、給与面・待遇面の改善は2015年4月から「待遇改善の取り組み」で国が後押ししています。たとえばキャリアパスの一元化や、キャリアアップによる給与アップの仕組みづくりです。そのため、資格を取得していけば給与のアップは見込めます。
福利厚生や労働時間は事業所によっても大きく異なります。中には今働いている事業所の福祉施設よりも高待遇の施設があるかもしれません。
待遇があまりにも期待できない場合は、転職を考えるのも1つの方法です。
③コミュニケーションでの悩み
利用者様とどのようにコミュニケーションを取ればいいか悩む方が多いです。中には、利用者様に強い言葉をなげられたり、コミュニケーション不足で不仲になったなどというトラブルも。
そうならないためにも対処法として、基本的な挨拶からコミュニケーションを広げていきましょう。利用者様の話には、返事やうなずきで共感を表します。話すことが得意である必要はなく、共感をし続けることで相手の話題を引き出していくのです。頑固で口数の少ない利用者様でも、根気よくコミュニケーションを取ることで心を開いてくれる可能性があります。
また、利用者家族とのコミュニケーションで悩む方もいます。利用者様とはうまく関係を築けているのに、ご家族とうまくいかないのは辛いです。
利用者家族とは、介護の事務的な内容だけを伝えていてはコミュニケーションは成立しません。日々あったことや、時には利用者家族の立場になって話してみましょう。日頃の挨拶や、利用者様についての共通の話題から少しずつ関係を築いていきます。コミュニケーションが取りやすい関係になれば、利用者家族とのトラブルも回避できます。
④将来性の悩み
介護の仕事では、一生続けられる仕事か不安だという人もいます。特に男性の介護職員は、自分自身が年を取ったときに仕事を続けられるか不安になるという声が多いです。
確かに現場で介護の仕事を一生続けるには肉体的にハードな面があるかもしれません。しかし、ケアマネージャーにスキルアップしたり、デスクワークである介護事務にキャリアチェンジしたりする方法があります。
中には介護事業を始めて事業所長になる方もいます。このようにキャリアアップしていけば、一生介護の仕事を続けるというのも可能なのです。むしろ現在、介護の仕事は世間から求められている状況です。2025年には超高齢化社会に突入します。そのため、介護事業を自ら開くには追い風傾向です。介護をビジネスで見たとしても大きなチャンスは広がっているのです。
おわりに
このように、介護の仕事は悩みが多い仕事なのかもしれません。しかし、以上に記した通り解決策もしっかりあります。悩んでいる間は状況は変わりません。
上記のようにお悩みの方はいませんか。介護の仕事を続けられるように、時にはキャリアアップや転職も視野に入れておきましょう。今後、待遇面がさらに改善されることを期待して、あなた自身もさらに良い環境で働けるように今一歩踏み出してください。転職、キャリアアップをお考えという方は介護カラーズにぜひお問い合わせください。あなたのお悩みを解決すべく、親身になって転職のサポートをさせていただきます。